インドネシアで超有名な日本人サッカー選手引退
インドネシアサッカー界の日本選手第一人者
昨日インスタを見ていたら、以下のポスティングが目に飛び込みました。
インドネシアサッカー界で相当に有名な日本人サッカー選手である松永祥平選手が引退を決めた様です。
彼はインスタのフォロワーが40万人くらいいて、その大半がインドネシア人だったりするなど、インドネシアでサッカー好きな人はほぼほぼ彼の事を知っているという位、かなり有名な選手でした。
彼の引退を知らせるインスタの投稿には、1,400以上のコメントが寄せられており、その大半もインドネシア人の人からです。これ見るだけでも、インドネシアでどれ位受け入れられ、人気があったのか分かるかと思います。
インドネシアでの経歴
2008年8月 - 2010年2月 ドイツ シャルケ04
2010年7月 - 2011年 日本 愛媛FC
2011年 インドネシア プルシブ・バンドン
2011年 - 2012年 インドネシア プルシブ・バリクパパン
2012年 - 2016年 インドネシア プルセグレス・グレシク・ユナイテッド
2016年 インドネシア プルシブ・バリクパパン
2017年 インドネシア プルシブ・バンドン
2018年 インドネシア ペルセラ・ラモンガン
2018年 インドネシア PSMSメダン
2019年 インドネシア PSISスマラン
上記は彼のウィキペディアの欄から失敬したものですが、彼の経歴のほぼほぼ大半がインドネシアだと言うことがわかります。
特に大きいのが、インドネシアに渡った年の2011年と2017年に復帰したバンドンの超人気チームであるプルシブ・バンドンへの所属がかなり彼の人気を押しあげたと思われます。
プルシブ・バンドンはホームで試合を開催すると4万人のサポーターが入るくらいの大人気なチームです。感覚で言うと日本の浦和レッズ的な人気ですね。
Jリーグでも4万人入るチームは浦和くらいですし、熱狂的すぎてたまに事件起こしちゃったりするサポーターがいるのもなんとなく似ている気がします。
ちなみに、プルシブ・バンドンにはチャルシーやレアル・マドリードでプレーしたことで有名なマイケル・エッシェンも2017年に所属してました。2014-2015シーズンまでACミランにいた選手が来たのでインドネシアサッカー界はざわざわしましたが、1年の所属のみで移籍してきましたけど笑
ちなみにですが、松永選手はインドネシア国籍をとってインドネシア代表でプレーすることも希望するとメディアでは何度も取り上げられていましたが、その後続報が今までなかったので国籍取得は上手くいかなかったか、方向転換したんでしょうね。
日本人選手がアジアなど海外のリーグでプレーして、国籍をとり、その国の代表選手としてプレイするのはまま見られる現象ですが、彼もその一人になるかと思われていました。
これは2016年にインドネシア国籍を取得したいと話しているインタビュー動画です。
サッカー以外でも活躍
松永選手は上記の通り、インドネシアでの知名度が抜群なのでインドネシアで様々な活動にも参加されていました。
特に2018年は日本インドネシアの外交樹立60周年だったので数多くの事業がジャカルを中心に開催されましたが、彼はその60周年記念事業の親善大使としても活動されてました。
その他でも、レストランの経営をされている様で(どこのか知らないですけど)、現地に根を貼って活動されている姿はとても好印象を持って見させていただいてました。
これからも応援してます
インドネシアくる日本人サッカー選手は、大体がJリーグを首になったり、流れ着く様にくる人が多いので、1、2年で帰っちゃう人が多いんですけど、彼は長年に渡りインドネシアでプレーし、日本人選手の価値とともに、日本人への好印象もインドネシアの人達に残してくれたのではないかと思ってます。
インドネシア語でインタビュー受ける姿はとても印象に残ってます。
これからどういった活動されていくのかわかりませんが、またインドネシアとの架け橋になる様な活動されてくれたら個人的には嬉しいです。長年お疲れ様でした。
そして、活動支えた奥様も、外国での暮らしなどストレスも多かったと推察しますが、ご夫婦でインスタによく映るなど、夫婦で支えって活動されていたのが印象的です。奥様もお疲れ様でした。
こぼれ話 引退=Gantung~
インドネシア語でのサッカー選手の引退は、
Gantung Sepatu=靴を掛ける
です。
Gantung ~ でその業界から引退すると言う意味になるそうです。
先日有名なインドネシア人料理人のシスカさんが引退を表明した時も、お鍋を掛ける様子をインスタにあげて、引退を表明されてました。
この用語に関しては、インドネシア関連の邦人Twitterで少し話されていたのでシェア。勉強なりました。
インドネシアの著名な料理研究家シスカさんが引退を表明。テレビの料理番組や数多くの著書を通じ、インドネシア人に広く親しまれていた。「Bu Sisca」がツイッタートレンド入りし、多くの人が謝意を述べている。写真は引退表明のインスタグラム。 pic.twitter.com/ErhR1HolBK
— Plus62 (@Plus62news) 2020年8月5日
Gantung なんとかで、その業界を引退するって意味になりますね。主にgantung raketだとバドミントン引退、gantung sepatuだとサッカー引退。panciは普通は言わないけど、それにひっかけたんだと思います。gantungなだけにw。
— 武部洋子 (@okoyrocks) 2020年8月5日